車検は好き勝手に行うことは出来ません。
もしも「誰でも好きなように車検を行って、それを国に報告してくれればよいから」という制度になったら一大事です。
車検をやる意味とは
世の中には適当に車検を行って、車検切れを起こしている車はないけれど車検の意味が無くなっている車があふれてしまいます。
そこで日本では車検にはきちんと法律で縛りをかけています。
特に自動車は専門の資格がなければ、分解することも禁じられている部品が多々あります。
自動車をいじることが好きという方も多くいらっしゃいますが、自分でいじることが出来るのはせいぜい内装や外装ぐらいです。
エンジンやブレーキ、ギアなどは素人が見たってどこがどのような部品でどうなっているかなどわかりません。
ブレーキパッドは無資格者が触ってはいけない部品の代表例です。
これは運輸支局の検査官か、国から認証を受けた「整備工場」で無ければ触ることが出来ません。
ブレーキパッドは自動車の命であるブレーキを司る部分ですから、専門の人にお願いしなければ大変なことになってしまいます。
国の認証を受けた工場は「指定整備工場」と呼ばれ、工場の壁や看板に「当社は指定整備工場」などと書かれています。
ここに行けば、車検をお願いすることが出来ます。
わざわざ運輸支局まで行かなくてもよいため大変便利です。
しかし整備工場の中には、怪しいところもあります。
中にはとうの昔に指定を取り消されているにもかかわらず営業を続けているという例もあります。
きちんと確認することが大切です。