文明の利器を利用して私たちは便利な生活を送っています。
当然、便利なことの代償に安全性や危険性に関してはそれ相応の注意を払わなければなりません。
私たちが普段当たり前のように使っている自動車は、便利な反面非常に危ない物です。
考えてみれば鉄の塊が100キロ以上の速度で走行することが可能ですから、とても危険と言うことがよくわかります。

安全のために

そのためどこの国でも「車検」という制度が用意されています。
日本では「道路運送車両法」という法律によって車検を受けることが義務づけられています。
車検切れを起こした自動車は公道を走行すると、道路交通法によって罰せられます。
しかしなぜ車検をわざわざ受けなければならないのでしょう。
そこには先ほどの自動車の危険性が絡んできます。
自動車は鉄の塊をものすごいスピードで動かすため至る所にガタが出てきます。
ねじが緩むとか、ブレーキがどんどんすり減ってくるなど様々です。
仮に半分壊れかけの状態で自動車を走らせたとしたら、乗っている人も危険ですしその自動車の周辺の人も危険にさらされます。
そこで必要最低限の保安基準と呼ばれる、自動車として安全に走ることが可能であるというお墨付きをもらうために車検という制度が用意されています。
何となく2年に1回は受けなければならないやっかいなイベントと思われがちですが、生命の安全や快適な生活を送るためには欠かせない制度だったのですね。
車検切れを起こす前にきちんと受けましょう。

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